クリント・イーストウッド監督作品の「リチャードジュエル」。アトランタオリンピック時に実際に起こった爆弾事件を描いたノンフィクションの映画になります。
そこで今回は、映画「リチャードジュエル」も元ネタになった事件の真相、リチャードジュエル本人の情報について調査してまとめていきたいと思います!
リチャードジュエルのあらすじ・作品・キャスト情報
『リチャード・ジュエル』
息を吐く様に良作品を量産するから、やはりクリント・イーストウッドはどうかしている。FBIによる「プロファイル捜査」の闇と、メディアによる「過剰報道」が嫌と言うほど描かれる。
しかし硬過ぎると言う事はなく、笑う所も用意されている。この監督はどこまで行くのやら。 pic.twitter.com/ymC3EnlYiw— レオナ (@ClockworkReona) January 7, 2020
・制作年:2019年
・配給:ワーナーブラザーズ
・日本公開日:2020年1月17日
1996年7月27日、警備員のリチャード・ジュエルはアトランタ五輪の会場近くの公園で爆発物を発見した。リチャードの通報のお陰で、多くの人たちが爆発前に避難できたが、それでも2人の死者と100人以上の負傷者を出す大惨事となった(避難の最中に心臓発作で亡くなった人間も出た)。マスメディアは爆発物の第一発見者であるリチャードを英雄として持ち上げたが、数日後、地元紙が「FBIはリチャードが爆弾を仕掛けた可能性を疑っている」と報じた。それをきっかけに、マスメディアはリチャードを極悪人として糾弾するようになった。また、FBIはリチャードの自宅に2回も家宅捜索に入り、彼の知人たちにも執拗な聞き込みをするなど常軌を逸した捜査を行った。数ヶ月後、リチャードが無実であると判明したが、その時点で彼は相当な精神的ダメージを負っていた。
・リチャード・ジュエル: ポール・ウォルター・ハウザー
・ワトソン・ブライアント: サム・ロックウェル
・バーバラ・ジュエル(ボビー): キャシー・ベイツ
・キャシー・スクラッグス: オリヴィア・ワイルド
・トム・ショー: ジョン・ハム
・ダン・ベネット捜査官: イアン・ゴメス
・ブルース・ヒューズ: ディラン・カスマン
・検査官: ウェイン・デュヴァル
・ブランドン・ハム: マイク・ニュースキー
・W・レイ・クリーレ博士: チャールズ・グリーン
・ナディヤ: ニナ・アリアンダ
リチャードジュエルの本人・元ネタ情報
‘Richard Jewell’s Paul Walter Hauser Preparing For The Role ‘Broke My Heart’ Ceng News – #PaulWalterHauser #RichardJewell – https://t.co/jYk1PkrlZB pic.twitter.com/CMNACfEqEn
— Cengnews.com (@CengNews) January 9, 2020
リチャードジュエル氏は1962年12月17日にバージニア州ダンビルで父ロバート・アールと母ボビ夫妻の間に誕生します。
1996年のアトランタオリンピックが開催されているあいだ、彼は警備員の仕事をしていました。1996年7月27日にセンテニアル・オリンピック公園のベンチの下に不審なかばんが置かれていることを発見して周囲にいるひとたちを救いました。負傷者は出てしまいましたが、早期の発見により被害は少なく済むことができました。
その爆破事件の数日後、連邦捜査局がリチャードジュエルを事件の有力な容疑者として捜査を進めていることが報道されてしまいます。それまでの数日間はアメリカの英雄として扱われていたジュエルの生活は一転してしまいます。しかし同年10月に、リチャードジュエルを捜査の対象から外すことが正式に発表されたことにより容疑は見事晴れました。
その後は警察官として市民の安全を守る職務に就きますが、2007年8月29日に自宅で亡くなりました。肥満体型で晩年は健康問題を抱えていましたが、自然死だったとニュースでは報じられています。ちなみに事件の真犯人であるエリック・ルドルフは2003年に逮捕されている[1]。
リチャードジュエルの結末ラストはどうなる?
リチャード・ジュエル
一発逆転的な結末なのかと思ったら、あっけないくらい淡々とした静かな幕引き。
イーストウッドは観てる私たちに怒りを手渡したのかな。
権力は自分の都合で日常なんて簡単にねじ曲げる。そして何事もなかったかのような顔で元の日常に放り出すって。
https://t.co/Qq3NR6H6gS— お山の猫 (@oyamanoneko) January 7, 2020
リチャードジュエルは公園に仕掛けられたリュックを発見して、被害を最小限に収めることに成功したのにFBIの身勝手な捜査に翻弄されてしまいます。そしてその捜査に母のボビも巻き込まれてしまい精神的に追い込まれてしまします。
以前の職場でお世話になったワトソン弁護士は、無実の証明のためにいろいろと奮闘しますがリチャードジュエルがFBIに対していろいろと喋ってしまい、捜査はFBIの思う方向へと向かっていってしまいます。証拠はないのになんとか犯人をリチャードジュエルに仕立てようとするFBI。なんとか無実を証明しようとするワトソンとリチャードジュエル。
後半のお母さんのスピーチは本当に泣けます。
「息子は多くの命を救いました。それなのにどうしてですか?どうしてこんなに追われるような生活をしなければいけないのですか?どうか大統領、息子に名誉を取り戻させてください!」
このスピーチにはでっちあげたキャシー記者も涙を流します。ワトソンの誘導のもとウソ発見器を使用してFBIに自ら乗り込み無実を証明します。そしてその6年後に真犯人が逮捕されて、ワトソンがリチャードジュエルの元へと報告しにきます。その時、彼は警察官として市民のために身を呈して原いていました。
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